1978-02-09 第84回国会 参議院 災害対策特別委員会 第3号
○説明員(原田健久君) 先ほどの、私の地震予知連絡会運営経費二百六十万円に関する御説明が、はなはだ舌足らずだったことをおわびいたします。 この二百六十万円は、器械を買ったり事業をしたりというお金ではございませんので、それは各研究機関や大学が別の経費で行っておりまして、このお金は純粋に地震予知連絡会の会場をお借りしましたり、また京都の先生がその会議においでになります旅費をお支払いしたりと、そういうお
○説明員(原田健久君) 先ほどの、私の地震予知連絡会運営経費二百六十万円に関する御説明が、はなはだ舌足らずだったことをおわびいたします。 この二百六十万円は、器械を買ったり事業をしたりというお金ではございませんので、それは各研究機関や大学が別の経費で行っておりまして、このお金は純粋に地震予知連絡会の会場をお借りしましたり、また京都の先生がその会議においでになります旅費をお支払いしたりと、そういうお
○説明員(原田健久君) 地震予知連絡会の運営をいたします経費といたしまして、今年度二百六十万円の予算が計上されております。
○原田説明員 建設省国土地理院の原田でございます。 地震予知連絡会は各省庁、それから国立大学の地球物理学教室、地震学教室、そういったものの得ます資料をもとにいたしまして、全国におきます大規模地震の発生の可能性について以前から検討を進めてまいりました。今回地震対策立法が審議されるように伺っておりますが、この中におきまして地震予知連絡会がどのようにあるべきかということにつきましては、関係する機関が多方面
○説明員(原田健久君) 科学技術庁の特別研究促進調整費をいただきまして、田子と焼津の験潮場はもう前年度末完成いたしました。そして今年度はその両験潮場の潮位の差を常時テレメータリングで自動的にとるという施設を焼津験潮場につくるということを考えております。 また、超精密測距儀によりますところの観測網は、前年度末に御前崎において敷設並びに第一回目の観測を完了いたしました。 で、これはその後に引き続いて
○原田説明員 四十九年二月に東海地域が地震予知連絡会によって観測強化地域に指定されました。それ以後各省庁この方面に密な観測を行いました。また、古文書の研究等もその間になされました。それらの観測や研究を総合いたしますと、当該地点には観測装置が多々施設されておりますので、その装置にあらわれた現象を見ますと、地震が非常に差し迫っているという徴候はまだ把握されていないということが、三十四回の昨年八月二十三日
○原田説明員 伊豆半島では伊豆半島沖地震に引き続きまして、五十年秋ごろから伊豆半島の東部、中部で微小群発地震が発生いたしました。その後地殻の異常な隆起も観測されました。したがって、関係機関が協力いたしまして、鋭意この地域の調査観測を進めてまいったところでございます。その結果、現在までの調査によりますと、五十一年八月以降は、土地の隆起がそれまでに隆起した状態をそのまま保ってストップしました。それから微小地震
○原田説明員 地震予知連絡会では昨年の十一月二十九日に総会が開かれまして、それまでに種々の学術的な観測や調査、古文書等の研究、そういったものをすべて総合判断いたしまして、東海地域には将来地震が発生する可能性があるということは全員一致で確認いたしました。しかしながら、当該地域には種々の観測装置が現在施設されておりまして、また将来にわたってさらに多くの観測施設が施設される予定でございますが、それらの観測施設
○原田説明員 予知連絡会といたしましては、石橋先生の御意見を非常に微細な点にわたって拝聴し、かつ皆さんの委員が勉強いたしましたのは、ことしの五月の予知連絡会で石橋先生が浅田委員を通じまして提出した相当分厚い駿河湾に関する報告書を読んだときに始まります。その後八月の地震予知連絡会及びその中間で数回にわたって開かれました東海地域特別部会、そこで石橋先生にも御出席を願いまして、先生御自身の口から篤といろいろな
○原田説明員 坪川先生の御発表は、地震学会ではなくて測地学会で初めて発表されまして、坪川先生も地震予知連絡会の委員の一員でございますが、まだ地震予知連絡会の場ではお話を伺っていないわけであります。地震予知連絡会の下部機構といたしまして、特定地域部会というのがございまして、ここで新たに地震の危険が感じられるような地域というものがあれば、その地域を特定地域に格上げするというような、いわば審査に当たるような
○原田説明員 国土地理院は明治以来の伝統の上に基づきます三角測量、水準測量、そういったものの新旧の観測の比較から、わが国土の水、平と上下の変動をつぶきに追跡してまいりました。それをより正しくより詳しくはかるために、水準測量もそれから水平の方の精密測地網測量も五カ年周期で全国を一巡するということを最大の基本方針にしております。水準測量の方は、昭和四十五年度でその目標に到達いたしました。水平の精密測地網測量
○原田説明員 地殻のひずみ、上下方向のひずみと水平方向のひずみ、両方でございますが、そのひずみの進行速度は特に最近になってから早まったということは観測されておりません。過去の観測並びに東海地域が観測強化地域に指定されました以後の国土地理院における観測、そういったものの総合的な解析並びに解釈の結果では、昔からひずみの速度はほぼ一様な速度で推移している、かように考えられます。
○原田説明員 国土地理院では、この地方におきます昔の観測、一八九〇年代の値、それ以後約五回にわたって行われました水準測量の結果と、今年度行いました水準測量の結果、そういったものを全部総合して判断いたしますと、駿河湾の西岸すなわち静岡市寄りのサイドは、駿河湾の方向に平行するような状態で約八十年間にわたりましてほぼ均一な速度で年間約五ミリメートル沈下を続けているということが判明しております。 それから
○説明員(原田健久君) 一等水準測量は、明治以来日本の主要な国道沿いに点間距離二キロメートル一万点、延べ全キロメーター数にしまして二万キロメートルを明治以来全国五回はかり直しております。そのデータの解析から、新潟地震などではそのデータにさらに地盤沈下観測における水準測量のデータを加えて有意な前兆現象を把握した事実もありまして、一等水準測量は全国規模におけるわが国の国土の隆起、沈降をつかまえる上で非常
○説明員(原田健久君) わかりました。国土地理院ではどういう事業量をこなすという目標を立てましたもので、そのために総額が幾ら何カ年かかるかというお金ははじき出しませんでしたが、この建議の中で国土地理院に関しますところでは、特定地域の観測等の強化という項目が挙げられております。それで、この特定地域の観測強化の中では、まず首都圏が大事であるということと、観測強化地域、そこでの観測を強化しなければいけないということがうたわれまして
○説明員(原田健久君) 第三次地震予知計画の促進に関する建議の中で、国土地理院で最も主要なものとされますのは、地震の危険性のあるなしにかかわらず日本全国を五ヵ年周期で、大地の水平の変動、大地の上下の変動、隆起、沈下、そういったものを調べる仕事が枢要であるとされております。その実施方につきましては、上下の変動を調べます水準測量は、昭和四十五年度に……。
○原田説明員 国土地理院におきます従来技術は、長中期の予知に貢献するところが大である、短期の方は比較的経験のない分野でありますが、何とか努力をいたしまして、われわれの技術の延長上で先ほど申しました貢献のできるようなことを実現を図りたいと思います。それにはわれわれの内部で練り上げました案を科学技術庁の地震予知研究推進連絡会議の技術部会などに提出し、また測地学審議会や地震予知連絡会の下部機構、特定地域部会
○原田説明員 国土地理院は戦前、その前身でありました陸軍参謀本部陸地測量部と言われた時代から、時期的には明治以来、全国に水平の位置を決めます基準点になる三角点、それから高さの位置の基準になります水準点を多数設置しておりまして、これらを明治時代には全国をカバーする測量を行い、その後高さの方の水準測量に関しましては、これまでに全国測量が五回繰り返し行われ、水平の方の位置を決めます三角測量は、幾多の大地震
○原田説明員 特定地域と申しますのは、昭和四十五年ごろ特定地域を確定する指定基準委員会を地震予知連絡会の内部につくりまして、過去の地震活動、地殻変動その他いろいろな現象を検討いたしまして先ほど先生が述べられた九つの地域を、日本全国わが国は地震がどこにでも発生する可能性はあるのでありますが、特にその九カ所は他の地域よりは観測を強めようというぐあいにいたしました。その後、昭和四十九年に地震予知連絡会の内部
○説明員(原田健久君) ここに現実に発表いたしました佐藤調査課長が参っておりますので、佐藤調査課長から答弁させたいと思います。
○原田説明員 国土地理院におきましては、今年度予算で伊豆半島の水平並びに垂直変動を観測いたしました。これは駿河湾の東岸でございますが、駿河湾西岸におきましても大地の水平のひずみ、それから大地の垂直の動きを今年度観測いたしました。 また、この秋から冬にかけましては、さらに気象庁でやっております容積ひずみ計のごく近くでごくローカル的な地殻変動もひずみ計との関連を確かめるために観測する予定でございます。
○原田説明員 国土地理院は地震予知連絡会の事務局を担当しておりまして、地震予知連絡会の統一的な結論に従って、それを指針として測地測量を行っております。したがいまして、萩原先生のいまおっしゃったことと見解は同じでございます。
○原田説明員 実はこれまで観測集中地域に指定された個所はまだ一ヵ所もございません。それと申しますのも、観測集中地域に指定する、これはまだ経験がないものですから、どのような場合に観測集中地域に指定するのかという具体的な事例が決まっていないわけでありますけれども、ともかくこれまでに実施してきた各観測を突き合わせてみて、地震がきわめて切迫している、そういう感じをわれわれ地震予知連絡会が持ちましたときに集中地域
○原田説明員 二十三日の地震予知連絡会で、またその前回の五月における地震予知連絡会で石橋助手から駿河湾地震の危険性が指摘されております。 地震予知連絡会は、東海地域に地震が迫りつつあるということで、東海地域を観測強化地域にすでに指定しておりまして、石橋助手の指摘は、従来御前崎南方海上に次の地震が起こるであろうと言われておりました東海地震は、むしろ駿河湾の中の駿河トラフの断層活動によって起こる可能性
○原田説明員 地盤が隆起していることが観測されましてから、科学技術庁の特別研究促進調整費がいただけるようになりまして、各機関、国土地理院、防災科学技術センター、気象庁地震課、地質調査所、水路部及び大学の地球物理学教室等がこの付近の集中的な観測をただいま実施しつつあります。